昨晩の日記を書いたあと、GWに動物園行ったときの写真を見たら凄く悲しくなった。
同じイタチ科。カワウソこんなにかわいいのに。
頭に喉に両腕に、妙な刃物取り付けられて、灼滅されて。

……まあ、最期それを切り伏せたのは僕だけれど。

死骸から眷属を作る場合もあると聞くが、それもどうなんだろう。
命に対する冒涜。ダークネスからしたらそんなの知ったことじゃないんだろうな。
比較的、物事に対しては「どうでも」と思ってるが、こればかりは少し気が滅入る。

阿佐ヶ谷の一件もそう。彼らは、僕らと違う。関係ない。
ただ平和に暮らしてただけで、僕らみたいな死と隣り合わせの日常には程遠いはずで。
無力で。だからダークネスにつけこまれて。

エサ、おもちゃ、そこら辺の石。そんなところなんだろうな。奴らからすれば。
水に波紋を生み出したいから、そこらへんに落ちてた石を投げてみる。気まぐれに。

……昔の僕も、愛花も、父さんも母さんも、そこらに落ちてる石だったんだな。



と、ここまで考えたところで、一切家族のことが思い出せずさらに気が滅入る。と。
だめだこりゃ。